The Black Hole
ある日友人からH&Kのアンプやプリアンプのようにエフェクターを光らせたいと相談を受けました。
それから何日かはどのように光らせるかアイディアを頭の片隅で考えていました。
H&Kなどのアクリルやガラス板を光らせるLED照明は、
通常アクリル板の一辺側からできるだけ点でないように工夫したLEDの光を照射することで
擦りガラス的な加工を施したロゴなどを光らせるという手法でした。
この方法だとアンプや大きめのプリアンプなんかでは比較的簡単にできるんですが、
これの欠点は一辺側にLEDを搭載するため結果的にその一辺だけ光らないということになります。
実際H&Kのアンプは底辺から照射してるので問題にはなりません。
またエフェクターのようなとても小さな媒体ではそのLED搭載スペースを確保すると
全体的な見栄えが偏ったような形になってしまいます。
それから数日後、趣味でもある車関係の雑誌を読んでいたときに
カーオーディオカスタム界で昨年あたりから流行っているLEDカスタムがありました。
これをエフェクターに搭載できるよう、できるだけコンパクトで薄くなるよう作ってみました。
このLEDカスタム照明が「The Black Hole」です。
つまり「The Black Hole」はエフェクター自体ではなく
エフェクター表面に搭載するアフターパーツ的商品です。
基本的にエフェクター本体側の加工は「The Black Hole」を固定するための4箇所のビス穴、
LED配線をエフェクター媒体に通すための穴の計5つの穴開け加工(ネジ切り加工は必要)、
ON/OFFスイッチに搭載されているLEDの配線と付け替えるだけです。
まだサンプルができたばかりなので造りを仕上げ、精度の良いものができたら商品化も検討します。
施工費込みで¥10,000-
キットの場合は¥7,000–を予定。(MXRサイズ)
サイズの大きなものは別途ご相談を。
上記のようにキット化も検討中ですが、現物あわせの必要な部分も多く、
ミラーフィルムをきれいに施工するのも難しいのでユーザ自身が施工するのは難しいとは思います。
実際当の私もまだ完璧な施工ができていないので・・・
キット内容としてはカット済みアクリルパネルセット、LED回路、ミラーフィルム、取り付けビスです。
加工してある穴は取り付けネジ穴のみでノブやフットスイッチ穴は未加工での販売となります。
アクリルパネルのノブやフットスイッチ位置の穴あけ、エフェクター本体の穴あけが必要となります。
LEDのカラーは白、赤、青、緑、紫、アンバーから選択可能。
エフェクターにごとにサイズが違うので基本的に受注生産。
納期は数日~1週間程度を予定しています。
※「The Black Hole」の取り付けは基本的にエフェクター表面がフラットで、
かつできるだけフラットな面が大きい媒体に限ります。
例えばBOSSのようにフラットな部分の面積が小さいものは
現状「The Black Hole」のこれ以上の小型化が難しいため搭載も難しくなっています。
またノブやスイッチの多いエフェクターの場合、
加工が大変で、かつノブやスイッチがあるためにLEDが見えにくくなり、
「The Black Hole」の搭載には向いていません
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全体の外観
通常のON/OFFのLEDインジケータから ちなみに今回のベースはDOD 308 YJMです。 音には直接関係ないし、 明るい状況でもここまで明るく光ります。 |
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暗い状況では
通常のON/OFFのLEDインジケータから ちなみに今回のベースはDOD 308 YJMです。 音には直接関係ないし、 明るい状況でもここまで明るく光ります。 |
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側面方向から
実際LEDは1周、1列のみの配置ですが、 この側面からの画像だとその奥行きが |
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上から覗き込むと
こんな感じです。 SFのような、神秘的な魅力さえ感じます。 |
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OFF時
対照的にOFFの時はただのミラーです。 OFF時のミラートップもエフェクターとしては珍しいかも。 欠点はミラータイプであるため、 高性能なカメラがなく 商品化した際にはもっと良い画像で提供します。 |